PHPカンファレンス2008を自分なりにメモしとく

PHPカンファレンス2008に参加しました。いろいろ話を聞いて思ったこと感じたことを忘れないようにメモ。


11:00〜 Saityせんせい、わたしとピーえっちピーしよ?
アシアルの海原さんという方の講演。プログラマではなく、マネージャらしい。PHP初心者の技術的入門的な内容と思っていたので驚いたけどそこはやはりマネージャさんだけあって話が上手で引き込まれるものがあった。内容はプログラマと営業の信頼関係についてが主な軸。で、結論としては関係が悪化することで単価の低下を招きかねないとのこと。来年の4月から工事進行基準というものが施行されて、今までのカットオーバーと予算をお客さんに提示されて仕事受注→開発→納品から、要件定義、見積もり、それぞれ1つ契約を伴って行われそれが通れば本契約→開発開始となり、本契約後は仕様変更は負荷となるというプログラマからすれば素敵な法律が発動するらしい。(これは開発の進捗度合いで会計期間に合わせた収益を計上するらしい。知らなかった。。調べておかないと。)嘘進捗表とかお客への報告誤魔化したりしないかね。なんだか抜け道ありそう、というかきっとあるんだろうなーと漠然と感じた。うちは信頼関係悪いとは思わないけどプログラマは営業のことをもっと知って、営業やマネージャはプログラムのことを少しでも歩み寄れる機会作りたい。常考だろって言われそうだけど。
で、このSaityせんせいこと、海原さんはプログラマをとてもリスペクトしているようだった。(会場がプログラマばっかりだったからか?
「単価についてプログラマは自分を低く見積もり過ぎている」「技術者のやっていることは高貴なんだよ」っておっしゃっていた。イケメン海原さんが僕の涙で滲んで見えましたとさ。


13:00〜 情報セキュリティの向上に役立つIPAコンテンツ
情報セキュリティに関するIPAの取り組みの説明。サイトの脆弱性、ウィルス発見時にはIPAに通報してくださいとのこと。あとはIPAにはセキュアプログラムなどの学習コンテンツが豊富に用意されているらしい。IPAは見ることはあるけどこれは知らなかった。是非ともチェックしておかなくては。最後に実際に現在もっとも多い攻撃手法であるSQLインジェクションをやってみせてくれていたそうなのだが、僕は夢の世界に旅立ってしまっていた。ごめんなさい。


14:00〜 PHP開発環境 − Zend Studio for eclipse -
Zendが開発・販売しているZend Studio for eclipseの紹介。今まではJavaベースでZend Studioを作ってきたそうだが、一昨年くらいからeclipseプラグインPDTを作ってきた成果を製品化したとのこと。自作ライブラリもコード補完に出てきたりコード処理中の変数をデバッグモードで見たり、コードのチューニングのためのデータを提示したり出来るようで便利そうだなーと思った。Subversionにも対応とのこと。個人的には昔、websphereで設定から何からとても苦労した経験からIDEにまだアレルギーがあるからなぁ。飛躍的に使いやすくなってるだろうけど今はまだサクラタソでいいかなと思った。試用版はもらった。Smartyも表示できるとのこと。


15:00〜 ユーザ会活動報告
planet.php.gr.jpPHPに関するブログや有名ぺちぱーのブログを集約したもの。おぉ、素晴らしい。そんなことも知らないのか、と頭の片隅で誰かがささやいてる。


15:20〜 PHPネタの集め方
ア●アルさんよりPHPネタの収集が早いと言われるセラン下岡さんのPHPに関する情報の集め方。
Blog,wiki,CMSから収集。情報の正確さや濃さという面から本家や有名サイト、そこからのリンクあとはplanenなどのアグリゲートサイト。基本RSSFirefoxのアドオンのinfoRSSを使ってますとのこと。
あとはフィードの無いapachephpPEARのサイトはWWWCを使ってるらしい。そしてネタの裏を取るためにも自分で試してみる。それが違う角度からの視点を生む。
最後に、技術的な難易度は関係なく過程が重要だ、ハマッたらそれもネタ。みんなでもっとハマろう、と言われていました。いつもハマってばかりの僕はとても勇気付けられる言葉であったことは間違いない。


16:00〜 パネルディスカッション「激論!PHPの次に学ぶ言語はこれだ」
まずはPHPってどうですか?というところから。PHPぼろかすにdisられるのかと思ったけどレンタルサーバーでどこでも動くから良いとか、キラーアプリ多いとか割と好印象な面も。でもやはり言語設計のこと、ラムダないこと、PHP5のオブジェクトやクロージャってどう使うのか、という点は出ていた。次に各パネラーの方が使う言語、または立場(Perl,Ruby,Python,ActionScript,JavaScript)から各言語の特徴や良さのお話。
日本Python会の柴田さんは「Pythonは人を選ぶかも」って言ってきた。それではメインストリームになりにくいのかな、とも思ったが自分は相性どうだろうかとても気になった。Django触ってみようか。
id:amachangが言ってきたProtypeでオブジェクトを変えてしまえば全てのものが変わる(人間で例えれば哺乳類変更したら人間も変わっちゃうよねっていう話)というJavascrioptの面白みの紹介は分かりやすくてとても良かったし、これはもしかしたらjavascriptに限らず新たな言語のトレンドになるんじゃないかな、とも思った。PHPやってたらjavascriptは使う機会は必ずといっていいほどあるし、もう少しガリガリ勉強しなくてはならないなとも思った。将来、ActionScriptのエンジンと統合されるようなのでと、ひがさんが言ってきた。そういった意味でもこの仕事でご飯食べるという意味でも将来性ありと思う。


17:35〜 ライトニングトーク
いろんな人が各々のテーマで5分くらいのライトニングトークを行っていた。ExtJSやkwartz、知らないことも多くて不勉強を恥じつつ、PHP界隈でいろいろイベント開催されているようなので、恐れずに参加していってみたいと思った。得られるものが多いだろうこと間違いない。memokamiさんのRVS(Realtime Visioing System)というのは凄かった。あれだけの処理、携帯でできちゃうのか。すごい。